機動戦士ガンダム THE ORIGIN について
ななまる君です。
今回は以前別のブログで書いた
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
を再掲します。
TVKでやっていたビルドダイバーズRe:LISEは
製作遅延で来週から放送中断になってしましました。
ここまできて中断とは。
(2019年6月23日)
今日の夜NHKはガンダム THE ORIGINの「ブリティッシュ作戦」の回です。
最初のガンダムしか見ていない方、
オープニングでコロニーが落ちてくる場面、あの作戦です。
皆が知っているあの結末にむけて進んでいく回です。
さて、
最初のガンダムを見て人々の思いとは別に
「ジオン公国」と「地球連邦」との戦いの本質は何かと考えると
今までの世界からの変化を求めるジオン公国と
これまでの世界を続けていこうとする地球連邦との戦いと考えるのです。
地球から「棄民」され「板子一枚下は地獄」のスペースコロニーに住む人々と
今まで通り地球に住み、平穏と安定を享受する人々。
ガンダムの「1年戦争」の結果は
ご存知の通り、地球連邦の勝利で幕を閉じます。
ガンダムに限らず他のアニメや漫画、映画、仮面ライダーなどでも
今まで通りの世界を続ける結果に大概なります。
これはアニメや漫画、映画を製作したり見たりするのが
平穏と安定を享受する側だからではないでしょうか。
不安定、危険な側からすると
このままの立場を続けたくない
今の”安定した”世界を壊して自分たちの望む世界にしたいと願って
戦いを挑むのです。
有利な立場ばかりか対等の立場でもないのに。
でも平穏、安定を享受する側からすると
今までの生活を破壊する「悪」なのです。
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ジオン公国のギレン・ザビは
目的のためには手段をえらばない、
何万人の人々が暮らすスペースコロニーを人ごと地球にぶつけてやろうと
考え、実行する「悪人」と描かれます。
でもジオンに暮らす人々からすれば
今の辛い生活から抜け出すチャンスをくれるかもしれない
大切な指導者に見えたかもしれません。
政治的に言えば大衆迎合の扇動政治家の括りかもしれません。
でもそれは安全な地球からTV越しに見ている冷静な立場からの
括りではないでしょうか。
そして・・・
地球にぶつけられるサイド2HATTEコロニー「イフニッシュ」に暮らす人々は
厳しい環境下で何とか生きてきたのに
余計な騒ぎを起こして迷惑を掛けるな、
自分たちは関係ないとジオン公国との共闘を避けようと考えたものの、
あてにしていた地球連邦からまた「棄てられ」
ジオンからも拒絶され居場所がなくなってしまいました。
彼らから見た「悪」はいったい誰でしょう。
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「太陽の牙ダグラム」で
その「太陽の牙」が途中まで何のことかわからなかったと
ウィキペディアに書いてありましたが
「機動戦士ガンダム」の
「機動戦士」って最後まで
っていうか今でも何のことかわかりません。
それに比べたら「太陽の牙」の方がよっぽど親切です。