nanamarukun’s blog

アニメや漫画・ゲームの感想やらなんやらを書いてます

86(エイティシックス)第2部を見ました

ななまる君です。

 

ようやく休みになりましたので

エイティシックスの第2部を見ました。

 

第1部の終盤、シン達のみでの帝国内侵攻作戦により

「羊飼い」のシンの兄、レイを破壊、

レイとの和解が叶ったあと、さらに帝国内に浸透、

最後にレギオンの攻撃により皆死亡したカンジのラストでした。

 

「死ぬまで生きる」ってギャグみたいな生き様、

仲間に安寧の死を与える役割ばかりで自分は死ぬことが出来ない。

さらに”死者”の声がいつも聴こえるシンにようやく安寧が訪れたと・・

 

いやラストは頭部を持ち去られるイメージだったので

まで死ぬことができないようですごい気になっていました。

 

しかし第2部初回でシンは仲間たちとともに

ギアーテ帝国の奥に存在する「ギアーテ連邦」に救出されていました。

 

胡散臭いおっさん(後で連邦大統領と分かるんですが)に

「エイティシックスの君たちは共和国で虐げられてきたが

連邦では自由だ、民間人として生きてほしい」と話します。

 

おっさんの屋敷にはちっちゃい女の子(フレデリカ)がいて、

傲慢な物言いでかわいらしいんですが実は

ギアーテ帝国の最後の皇帝であり、

市民の反乱により

僻地に逃げ、市民から身を守るためレギオンを開発したものの

結局居城を反乱市民に襲撃され今の大統領にたまたま

助けられて落ち延びて屋敷に身を寄せていたのでした。

 

平和な日々を過ごすシン達は結局戦場に戻る決断をします。

多感な時期を死と隣り合わせの戦場で4年以上過ごして来た

彼らは戦場以外の生き方がもうわからないのです。

戦場での暮らしが当たり前な彼らにとって

フツーの市民の生活は目の前にあっても自分と違う世界のことで

市民と一緒にいても見えない壁で仕切られているように

感じたのでしょう。

 

士官学校を卒業し戦場に再び赴くシン達エイティシックスの仲間たち。

共和国の兵器「ジャガーノート」を連邦で改修した

レギンレイヴ」を駆り連邦の戦闘でも戦果を挙げます。

 

実は連邦の兵器は鈍重で動きが遅いためレギオンのスピードに

対応できず戦闘の度大きな被害を受けていました。

乗員の安全を考えた結果、スピードが遅く

結果乗員の死者を多く出してしまうという本末転倒な仕様。

 

ジャガーノートはエイティシックスの人々が

死んでも構わないという人命使い捨て仕様で

装甲が無い分機動性が確保されるという鬼畜仕様。

どっちに転んでも地獄です。

 

そんな中、帝国からレギオンの大攻勢が始まり

連邦はシンの能力で攻撃を事前に察知、対応できたため

撃退に成功、

北方と南方の人間が生き残っていた国も何とか撃退しますが

連邦と通信が通じないサンマグノリア共和国は

軍中枢が腐敗していて指揮能力が低く

実戦闘はエイティシックス任せのため大攻勢に耐えられず首都が陥落、

ミリーゼ少佐も死亡します。

 

軍団の「マスコット」として

シン達についてきてしまったフレデリカ。

以前フレデリカに付き従っていたシンにそっくりな若い将校

キリアが反乱の混乱の中、フレデリカが死亡したものと絶望したまま

ギオンに取り込まれている、

キリアを死なせてあげてほしいとフレデリカはレイにお願いします。

 

大攻勢の戦闘後前線基地に大口径電磁砲(レールガン)の攻撃を受け

連邦内は大混乱になります。

観測の結果首都に直接攻撃を受けた場合、国家崩壊の危険があることが判明、

次発まで3週間、これまでに電磁砲が破壊しなければならなくなります。

 

電磁砲は敵陣の奥深くに布陣しているため

そこまで侵攻ないし浸透が必要となりました。

生還の可能性が非常に低い作戦で連邦兵を使うことはできない、

シン達エイティシックスをはじめとする外国人部隊にさせようと

なります。

 

仲間を減らしながらなんとか電磁砲に会敵するシン。

フレデリカを殺されたと皆殺しに狂うキリアの頭部によって

操縦されていました。

 

シンやキリアだけでなくフレデリカにも

「人の心が見える」能力があり、

生きているフレデリカの姿に狼狽したキリアに連邦軍

支援攻撃もありキリアの頭部のある場所に

砲身を突っ込んで破壊に成功するシン。

 

キリアがシンにくってかかるところをレイがとりなす。

キリアは諦めてレイとほかの多くの者たちが待つ光の中に

向かって進んで行きます。

その姿を見送るフレデリカとシン。

彼らのところへ行きたいのに

いつも見送ってばかりなのがつらい・・・・

 

シンは少し前、エイティシックスの仲間たちが

「海を見たい」と夢を語っている姿を見て

自分は彼ら程度の小さい夢・希望すら考えたことが無い。

死にたいわけではないが自分は何のために生きているのか分からない。

とフレデリカに明かします。

 

フレデリカも帝国元皇帝として生きていれば

連邦にいらぬ火種を作ってしまう、

自分が原因で戦闘に狂ってしまったキリエを殺害(解放)して

やらなければならないが

キリエがいなくなったらその後どう生きたらいいか分からない

と言います。

 

第1部でシンも兄レイ(の頭)を殺害(開放)して死の安寧を与えたいと

いうのが生きる目的でレイを殺害した後、

どう生きたらいいか分からないことに気が付きます。

 

・・・ななまるはシンは第1部終盤で

動物園で動けなくなった黒ヒツジのレギオン

とどめを刺したときに

シンは黒ヒツジにとらわれたエイティシックスの人々を

「解放」してやることが彼らの声が聴こえるシンの役割だと

気が付いたと思っていました。

 

・・・・・

第1部と第2部は同じ話をなぞっていると思います。

序盤の女の子との交流と

戦場しか生きる場所・死ぬ場所がないエイティシックスの皆。

中盤のレギオンの大攻勢を生き延び

終盤に敵陣深く浸透、羊飼いとの対決。

サンマグノリア共和国は人種差別、人権無視、絶滅政策を

公言してはばからないので「見えている地獄」でしたが

連邦は建前上は平等を掲げているので

「やんわりごまかされる地獄」

(貧富の差で貧しいものを戦場に送り込んで

安全性のために鈍重な機体で敵の餌食になっても気にしないところ等)

ごまかされる分第2部の方が少し見やすいと思いました。

・・・・・・

 

で、第2部は残り2話を残して中断、

次回はなんと3月下旬。

このあとどのような結末を迎えるのか気になります。